SESにお勤めのあなた!
こんな疑問は有りませんか?
はてな
- SESに資格は必要なのか?
- SESで資格を持っていて役に立つの?
- どんな資格を取れば良いのか分らない。
SESでも資格を取る必要はあります!
こんな事思っていませんか?
この記事では、SESが資格を取るべき理由をメリット、デメリットを整理してお伝えします。
資格が必要か迷っている方は参考にしてください。
こんな方におすすめ
- SESに資格が必要なのか分らない方
- 資格を取るメリットとデメリットを知りたい方
- どんな資格を取れば良いのか分らない方
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目次
SESに資格は必要か?
結論:必要か?と問われれば必要は無いと答えます。
ですが、これは飽くまで必要最低限の場合です。
資格は必ずしも必要ではありませんが、私は資格取得を推奨しています。
もちろんSES業界では、資格無しでも問題なく働く事が出来ます。
しかしながら、資格取得することで将来へのビジョンが明確になることは間違い有りません。
それでは早速、資格を取ることのメリットデメリットを見ていきましょう。
SESで資格を取ることのメリット
まずはメリットから見ていきます。
資格を取得することで得られるメリットは主に以下の5点です。
資格取得のメリット
- 自分のスキルに自信が付く
- 知識が増えることで業務が楽になる
- SESの客先常駐面談で楽になる
- 転職する際にアピールポイントになる
- 会社の評価が上がる
では、詳しく見ていきましょう。
自分のスキルに自信が付く
SESエンジニアが資格を取得することで、自分のスキルに自信が付きます。
自信を持つことでどんな得があるのか分りますか?
自信を持つと得なこと
- 精神的に楽になる
- 現場での発言に信憑性を持たせられる
自信を持って行動できると、上記2点のお得が付いてきます。
精神的に楽になる
なぜ、自信を持つと精神的に楽になるのでしょうか?
答えは簡単、「自分は出来るかも!」「やってみよう!」と思えるようになります。
新しい業務を割り振られたときに、資格取得で勉強したからやってみよう!と思うことによってモチベーションアップに繋がります。
資格を持っていると、やったことが無い業務を振られた際に不安な気持ちになることを防げます。
現場での発言に信憑性が持たせられる
自信を持って発言する人と、自信なさげに発言する人
人はどちらを信用しますか?
もちろん、前者ですよね?
同じ事を発言しても、信憑性はまるで違います。
資格を取り自信を持って発言することで、現場での信頼も得やすくなります。
知識が増えることで現場での業務が楽になる
これはもちろんです。
自分が勉強したことによって得たスキルを使って、業務を進めていけるのですから当然ですよね?
SESの客先常駐面談で楽になる
アピール出来る資格を持っていない場合の面談では、明確に何が出来るかを全て、自分の言葉で説明しなければいけません。
説明した結果、面談担当者に伝わらなければ面談に受からないという事態に陥ります。
ですが、資格を持っていたらどうでしょう?
その資格を持っているだけで、ある程度の知識があると認識してもらえるので、ほんの一押しで面談に通過できるでしょう。
また、資格があることで面談してもらえる案件が豊富になり業務の幅も広がります。
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転職する際にアピールポイントになる
もし、あなたがSESから別の職種へ転職したいと考えたとき、資格を持っているだけで成功率は跳ね上がります。
実務経験でどんなことが出来るのかアピールするのは、口頭で伝えることになります。
ですが、資格が無いと書類選考すら通過できないことが多々ありますので、いくらスキルがあってもアピールする場をもらえない可能性が大きいです。
将来、転職を視野に入れてSESで勤めている方は積極的に資格取得を目指すべきでしょう。
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会社での評価が上がる
SES業界では資格を取得しない人も多く居ます。
その中であなたが資格を取得すれば頭一つ抜けた状態になり、会社の評価も上がるでしょう。
会社の評価が上がることで、昇給へ繋がる事はもちろんですが、合格祝い金が支給される会社もあります。
また、資格手当等で給料がベースアップする場合もあります。
注意ポイント
もちろん合格祝い金が出ない会社もあります。
お勤めの会社の福利厚生を確認してみましょう。
SESが資格を取るメリット まとめ
上記の様に、SESで働いていく上でも沢山のメリットが得られます。
また、転職も考えているなら尚更、絶大な効果を得られるでしょう。
SESで資格を取ることのデメリット
資格を取ることにデメリットはあるのでしょうか?
資格は持っているだけで自分の市場価値をあげる事が出来ます。
ですが、その反面で努力が必要な事がデメリットと言えます。
資格取得のデメリット
- 貴重な休暇を勉強に費やさないといけない
- 教材費や、受験費用が掛かる
資格取得に関するデメリットは上記の2点くらいでしょう。
メリットと比べればたいした労力では無いはずです。
貴重な休暇を勉強に費やさなくてはいけない
もちろん、資格勉強には時間が掛かります。
ですが、時間をかけて勉強することで、得られるメリットは確実にあります。
ですが、業務で実際に使っている事に関連する資格ならどうでしょうか?
業務でjavaを使っている方がjavaの資格を取るなら通常の勉強量の1/3程度の努力で資格取得に至るでしょう。
ポイント
あなたが携わっている業務に関係する資格から勉強してみましょう。
それに、資格は必須では無いので急いで勉強する必要もありません。
隙間時間や通勤時間を利用してコツコツ積み重ねることで苦痛が少なく資格取得が出来ます。
仮に、「1年後に転職したい!」等、明確な目標がある方は毎日するべきです。
教材費や受験費用が掛かる
資格の教材は高い物が多いです。
さらにIT系の試験は受験費用が高いのも確かです。
3万円を超える資格も沢山存在します。
ですが、大抵の会社では受験費用は手当として支給されます。
また、上記のメリットでもお伝えしたように合格祝い金や、昇給に繋がる場合もありますのでデメリットとは言えないでしょう。
注意ポイント
受験費用手当は合格時のみ支給の会社が多い。
1度で合格できるようにしっかり勉強しよう!
資格取得のデメリット まとめ
こうしてみると、実際にデメリットなんて合ってないようなものでしょう?
唯一のネックは勉強時間の確保だと思います。
たとえば、寝る前の30分を勉強時間に当てて、2ヶ月勉強すると30時間勉強出来ることになります。
上級の資格でなければ、50~100時間の勉強で合格できることが多いため、半年計画で勉強すれば難しくないでしょう?
SESエンジニアが資格を取るべき理由
では、上記のメリット、デメリットを踏まえて「なぜ、資格取得を推奨するのか?」を解説していきます。
資格を取得する理由
- 誰かに教わる必要が無く、1人で学習を進められる
- スキルアップに繋がる明確な目標が立てられる
- 業務に関わる知識を増やせる
- 資格を取得することでスキルを明確にアピール出来る
では、上記4点の理由について解説していきます。
誰かに教わる必要が無く、1人で学習を進められる
漠然と勉強するとなると何をして良いのか分らなくなりがちですが、資格取得のために勉強すると参考書の通りに進めていけば良いので学習に困ることはありません。
自分のペースでじっくりと学習することが出来ます。
スキルアップに繋がる明確な目標が立てられる
エンジニアがスキルアップする際は、実務経験が一番だと言われますが、経験の浅いエンジニアの場合はどうでしょうか?
まずは、スキルアップの目標として資格取得を目指すことで方向性に迷う事が無くなります。
現場で教えて貰ったことをメモして必死に覚えてもスキルアップに繋がりません。
なぜなら、現場で教えられる事はその時に必要な知識だけだからです。
教えて貰った点と点をつなぎ合わせるためには、資格取得で得たベーシックな知識が必要不可欠です。
現場で教えて貰いつつ、自分で資格勉強をしていると現場で教えて貰ったことの真相が分るようになってきます。
まずは、資格取得に励むべきです。
業務に関する知識を増やせる
ほとんどの開発現場では、一般に公開されている技術(javaのAPI等)やサービスを組み合わせてシステムやサービスを構築しています。
そして、公開されている技術やサービスは、既に様々な企業や用途で利用されて十分に検証がなされており、バグや脆弱性があっても比較的短期間で修正される傾向があるためです。
このようなサービスから出されている資格を勉強することで、業務に直結した知識を得ることが可能になります。
資格の例としては以下のような物があります。
ポイント
- LPIC(Linux技術者)
- Oracle Master(Database技術者)
- Oracle Certified Java Programmer(java技術者)
- CCNA
一例ですが、上記の様な資格があります。
これらの資格は学習することで業務に直結した技術や知識が得られるので目標にするべき資格となっています。
資格を取得することで明確なスキルをアピール出来る
もちろん、資格を持っていなくてもスキルがある人は居ます。
ですが、人にスキルを伝える際には資格を持っていた方が伝わりやすいのです。
また、資格取得においてはスキルを証明するだけで無く、その人が「きちんと努力して勉強出来る向上心のある人なんだ!」と認識してもらえる材料になります。
向上心があると認められた場合は、ワンランク上の仕事を任せてもらえるようになるでしょう。
SESエンジニアが取るべき資格5つ
ここまではSESエンジニアが資格を取るべき理由についてお話してきました。
では、具体的に何の資格を取れば良いのかお伝えしていきます。
資格名 | 開発/インフラ | 受験費用 | 難易度 |
---|---|---|---|
基本情報技術者 | 開発/インフラ | 5700円 | |
CCNA | インフラ | 39000円 | |
LPIC | インフラ | 30000円 | |
Oracle Certified Java Programmer | 開発 | 13600円 | |
Oracle Master | 開発 | 22260円 |
どの資格から攻略するべきか?
まず、最終的な目標は基本情報技術者を取得することと考えて貰って結構です。
紹介した中で唯一の国家資格となっており難易度も高めに設定されています。
ですが、転職の際でもその効果は絶大です。
注意ポイント
試験は年に2回しか実施されていません。
インフラ系エンジニアを目指す方
インフラ系のエンジニアを目指す方は、LPIC(Linux技術者)とCCNAを取得しておけば間違いは無いです。
どちらも取得まで1ヶ月掛からずに取れる資格ですのでスタートダッシュを決めたいなら必ず取るべきでしょう。
メモ
CCNAを持っていれば、インフラ業界で食いっぱぐれは無いと言われています。
アプリケーション開発系エンジニアを目指す方
アプリケーション開発エンジニアを目指す方はまずは、javaの資格から取得するのがおすすめです。
SESの案件はjava案件が大半です。(ごく稀にcobolやC言語)
そして、javaブロンズに関してはオンライン受験が出来ますので任意のタイミングで試験を受験できます。
javaブロンズ取得後は引き続き「Oracle Master ブロンズ」の取得を目指しましょう。
どちらも2週間~1ヶ月で取れる資格となっています。
SESエンジニアが取るべき資格まとめ
ポイント
インフラ系の方は「LPIC」と「CCNA」
開発系の方は「javaブロンズ」と「oracle Master ブロンズ」
上記の資格を最優先で取得し、取得後は「基本情報技術者」の勉強に着手するルートが王道です。
SESエンジニアは資格を取るべき理由 まとめ
この記事では、SESエンジニアが資格を取るべき理由や、取るべき資格についてお伝えしてきました。
資格取得はメリットはあってもデメリットはたいしたことないので積極的に資格取得に励むべきです。
もし、あなたがSESから脱出して転職したいと考えているなら尚更です。